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Jutta Neumann
JUTTA NEUMANN
ドイツ出身のレザー職人Jutta Neumann。
1980年代半ばにパリからニューヨークに移り住み、レザーアイテムのデザインを始めた傍ら、6年以上に渡りレザー職人のアシスタントとして修行した後に1994年に自分自身のアトリエとショップをニューヨーク、ロワーイーストにオープンさせました。ブランド創業時よりクオリティの高さやデザインが注目されNY Collection、ANNA SUIのショーでサンダルが使われる等、ファンも多いブランドです。私自身8年程Juttaのサンダルを愛用していますが、足馴染みの良さや独特のデザイン、抜群の履き心地、これに変わるレザーサンダルは皆無だと思っています。
昨年夏からJuttaとコンタクトを重ね、1月の出張で彼女のアトリエ兼ショップにお邪魔させて頂きました。マンハッタン、イーストビレッジの中でもあまり治安がよろしくないイーストリバー寄りの所に位置しています。Juttaのサンダルの事は知ってはいても直接本人とお会いするのは初めてでしたが、日本人と気質が合うと言われるドイツ人らしくとても穏やかな優しい方で、彼女が作り出すサンダルやジュエリーに垣間見える「柔らかな」部分が少しだけ感じ取れました。今はJuttaが生産全てを行い、息子が出荷等の業務を手伝っている様です。
お店のある日本の話、私も好きなドイツの話、なかなか尽きない楽しい時間を過ごさせて頂き、16時からのアポイントもすっかり周りは薄暗くなってしまいました。出張のタイミングでオーダー生産して頂いてた、出来上がったばかりのヘビーな大量のサンダルやジュエリーを大切に抱え、両手が塞がった状態で薄暗いイーストビレッジを一人恐る恐る歩いたのは良い思い出です。輸送費を掛けず、手で持って帰ってくると言う「企業努力」をしましたので、他のお店様よりも幾分お求め易いかなと思っています。
Juttaが長く作り続けている、甲から親指にクロスしたデザインのFrankと言うモデルを今季はオーダーしました。レザーにはアメリカで古くから使われ、独特の厚みがあるOld Fashionのシボ革、Chestnutカーフをセレクト。上品な佇まいと伸び難くフィットが良いのが特徴です。土踏まずが盛り上がったアーチサポートの形状はサンダルらしからぬ抜群の履き心地が得られますよ。吸い付く様なフィットは長時間歩いていても疲れ知らず。履き始めはどうしても馴染みが出ないのですが、いつからか驚くようなフィットに変わるのもJuttaのサンダルの特徴でしょうか。ソールにはBIRKENSTOCKに用いられているBIRKIソールを使用し、レザーソールと比較しても格段に履き易くなっています。決してお手頃な物ではございませんが、お持ちで無い方には是非試して頂きたいお勧めのサンダルです。「高かったけど買った良かった。」って絶対に思って頂けるはずですよ。
本日Online Shopにも掲載しておりますので是非そちらもご覧下さいませ。
Handmade In USA
¥39800+TAX